絵巻・絵入り本で楽しむ源氏物語
絵から『源氏物語』を読み解いていきます。「源氏絵」にどのような深い理解が求められているのか、「源氏絵」の読み解きを通して見えてくる、『源氏物語』の奥深さと新たな魅力に迫ります。
「源氏絵」を鑑賞する時は、詞書と画面との密接な関係を考えながら絵に接する必要があります。「源氏絵」は、『源氏物語』の全文に挿絵を付けたものでも、『源氏物語』の入門書やダイジェスト版でもありません。「源氏絵」には、長大な『源氏物語』からどのような場面が選び出されて描かれたのでしょうか。各巻の絵画化された場面から長編『源氏物語』を読んでいきます。今回は、薄雲巻、朝顔巻の「源氏絵」から『源氏物語』を読みます。
【日程・テーマ】
①10/22=「薄雲巻①」
迎えの車を寄せた所に明石の君自ら姫君を抱いて出る
②11/26=「薄雲巻②」
大堰への出がけに、紫の上のところに寄った源氏の裾に姫君無邪気にまつわりつく
③12/24=「薄雲巻③」
源氏、藤壺女院の死を悲しみ、念誦堂にこもって、物思いに耽る
二条院に里帰りした斎宮女御、源氏、柱により几帳を隔てて語り合う
④1/28=「薄雲巻④ 朝顔巻①」
大堰に明石の君を訪れた源氏、大堰川の風情を眺め、悲しむ明石の君を慰める
朝顔邸より帰った源氏、咲き残る朝顔に歌を添え、姫君に贈る
⑤2/25=「朝顔巻②」
源氏の文に返事を書くように侍女たち朝顔の姫君に硯を勧める
⑥3/25=「朝顔巻③」
源氏と紫の上、童女たちを庭に下ろし、雪転がしに興じるさまを見る
池に鴛鴦が鳴く
いずれも第④水曜(上記日程)15:25~16:55 ※日程・カリキュラムは変更になる場合があります。
【講 師】 甲南大学非常勤講師 周防 朋子
【受講料】 全6回9,900円、資料代380円別
※受講料の途中返金、先送りはできません。ご了承ください
【持ち物】 筆記用具
- 三宮KCC
- 公開講座
- 2025年10月22日(水)~2026年03月25日(水) 15:25~16:55
実施日 | 2025年10月22日(水)~2026年03月25日(水) 15:25~16:55 |
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定 員 | 16 |
主 催 | 神戸新聞文化センター |
会 場 | 三宮KCC教室 |
講 師 |
甲南大学非常勤講師 周防 朋子 |
参加費 | 9,900円 ※受付でのご入金は、現金またはペイペイ、クレジットカードがご利用いただけます。 |
教材費 | 380円 |